【応用情報】CMMI(統合能力成熟度モデル)とは?
おはようございます。おーみんです。
現在応用情報の勉強中です。
今回はCMMI(統合能力成熟度モデル)について解説していきます。
CMMI(統合能力成熟度モデル)
CMMIとは?
CMMI(Capacity Maturity Model Integration)とは、組織のプロジェクトマネジメントを5段階評価で表したものです。(「SI Object Browser PM『CMMIを意識しよう』」より)
要するに、その組織において行われるプロジェクトがどれくらいのレベルなのかを表す指標みたいなものです。
CMMIの成熟度レベル
CMMIの成熟度レベルは5つに設定されています。
レベル1:初期レベル
場当たり的で無秩序な組織。個人の能力に依存している状態。
レベル2:管理されているレベル
プロジェクト管理のための基本的なプロセスが備わっている状態。
レベル3:定義されているレベル
その組織内で定義されたプロセスが存在している状態。
レベル4:定量的に管理されているレベル
定量的に品質目標が存在し、プロセスはデータに基づき予測可能である状態。
レベル5:最適化しているレベル
継続的な改善プロセスが常に機能している状態。
※CMMIの成熟度レベルは「応用情報ドットコムの過去問解説」より引用。
実際にCMMIの問題を解いてみる
実際に応用情報で出題された問題を解いてみましょう。
【問題】
ソフトウェア開発組織の活動状態のうち、プロセス成熟度モデルにおけるプロセス成熟度が最も高いものはどれか。(平成20年春期 問40より)
ア:実績が定量的に把握されており、プロセスが組織的に管理されている。
イ:スケジュールと予算は、統計的に容認できる範囲内に収まっている。
ウ:プロセスが明文化されて、組織内のすべての人がそれを利用している。
エ:プロセスそれ自体を改善していくための仕組みが機能している。
【解答・解説】
上記で示した各レベルの説明に当てはめてみると、
ア:レベル4
イ:レベル2
ウ:レベル3
エ:レベル5
となるので答えは「エ」です。
最後に
CMMIは「ソフトウェア開発管理技術」分野では頻出なので各レベル丸暗記していたほうが良いでしょう。
ちなみにCMMIは元々CMMとも呼ばれていたので、たまにCMMと表記されることもあります。