おーみんブログ

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【応用情報】キャパシティプランニングで行うこと

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おはようございます。おーみんです。

 

現在応用情報の勉強中です。

今回の記事ではシステム要素などの分野でよく出てくる「キャパシティプランニング」という用語について解説していこうと思います。

 

キャパシティプランニングとは?

キャパシティプランニングとは、新規のシステム開発や既存のシステムの改修などの際に行う作業で、システムのサービスレベル要求やサービス需要などから、システムのリソースや性能などを見積もり、最適なシステムの開発・増強の計画を作成することである。<省略>この際、現状の最大負荷だけでなく、将来予測される最大負荷時にもサービスの水準を維持できるような設計を検討する必要がある。(「日立ソリューションズ IT用語辞典」より)

 

要するにシステムを作る際にばっちり計画をしよう。そして将来的にこれくらいの負荷がかかるかもしれないので、それにも耐えられるくらいのレベルで細かく設計しましょう!ということですね。

 

応用情報の問題を解いてみる

それでは実際に問題を解いてみましょう。

 

【問題】

キャパシティプランニングで行うことはどれか。

 

【選択肢】

ア:コンピュータシステムで、操作ミスや設計上の不具合などによる障害が発生することをあらかじめ想定し、被害が最小限になるように対策を検討する。

 

イ:コンピュータシステムに効率よく投資するために、性能、経済性及び拡張性を考えてシステムの構成を決定する。

 

ウ:コンピュータシステムのデータを適切に保護する観点から誰にデータのアクセスを許可するか、データを暗号化して格納するか否かなどを決める。

 

エ:コンピュータシステムを複数台の機器で構成し、機器のうちの1台が故障しても処理を続行したままで修理や故障した機器の交換ができるようにする。

 

【解答・解説】

正解は「イ」です。

 

まず「キャパシティプランニングとは?」の部分で説明した通り、ウとエは違うと判断できます。(ウのようなアクセス許可については決めないし、エは冗長化なので)。

 

問題はアとイですよね~。

イは「キャパシティプランニングとは?」で説明した通りの解説なので問題ないですが、アも将来のことをしっかり想定しながら設計していますもんね。

 

ただし、アは「障害が発生すること」にしか注目していません。

キャパシティプランニングは障害が発生すること以外にも考慮しています。

よってアは選択肢から外れます(ちなみにアはフェールセーフ)。

 

キャパシティプランニングは頻出なので、しっかり覚えておきましょう。